大会プログラム

　

【共　催】

本大会は、筑波大学の村谷匡史先生が領域代表を務める学術変革領域研究（A）「宇宙が映す生命」の共催により開催いたします。

【会場での飲食のご案内】

● 大会期間中、飲食は大会議室・1階ロビーのみにて可能です。他の会場エリアでの飲食はご遠慮ください。
● 11月21日（金）のランチイベントでは140食限定でお弁当をご用意しております。

　

◆ 11月19日（水）　203会議室

● 13：30～15：00（90分）　各種委員会

● 15：00～17：00（120分）　理事会

◆ 11月20日（木）　ピアザホール

● 8：30～　受付開始

● 9：00～　大会長挨拶

● 9：05～10：35（90分）　心循環器セッション

座　長：木田　圭亮（聖マリアンナ医科大学 薬理学）
　　　　後藤　正幸（Space Medical Accelerator）

　　　　ASTRA-Cardiologyの紹介

(C-1)　「重力と循環動態：見えてきた前庭系と循環器系との関係」
　　　　安部　力（福井大学）

(C-2)　「重力への適応、重力との再会」
　　　　朔　啓太（国立研究開発法人国立循環器病研究センター 研究所 循環動態制御部）

(C-3)　「宇宙における心筋・心機能の変化」
　　　　松本　新吾（東邦大学 循環器内科）

(C-4)　「総合討論：もし、心不全患者が宇宙に行ったらどうなるか？」
　　　　木田　圭亮（聖マリアンナ医科大学 薬理学）

● 10：40～11：40（60分）　特別講演　東北宇宙生命科学研究会

座　長：吉岡　利忠（三良会村上新町病院）

「宇宙放射線による生体影響：発がんリスクと放射線特異的なゲノム変異」
　柿沼　志津子（公財 環境科学技術研究所／QST放射線医学研究所）

● 11：40～12：30（50分）　昼休み

● 12：30～13：30（60分）　日本宇宙航空環境医学会　総会・評議員会

● 13：30～14：00（30分）　受賞講演（各10分）

座　長：寺田　昌弘（京都大学 理学研究科 サイエンス連携探索センター）

研究奨励賞

「Learning capabilities to resolve tilt-translation ambiguity in goldfish.」
（掲載誌）Front Neurol 15: 1304496, 2024
　田所　慎（航空自衛隊 航空医学安全研究隊）

「宇宙での出産シナリオによる周産期リスクマネジメントの検討」
（掲載誌）宇宙航空環境医学　61巻2号, 77-82, 2024
　中村　枝利香（慶應義塾大学 医学部 小児科）

最優秀論文賞

「Upregulation of Amy1 in the salivary glands of mice exposed to a lunar gravity environment using the multiple artificial gravity research system.」
（掲載誌）Front Physiol 15: 1417719, 2024
　黄地　健仁（東京歯科大学 生理学講座）

● 14：05～15：35（90分）　宇宙×漢方シンポジウム

座　長：徳丸　治（大分大学 福祉健康科学部）
　　　　寺田　昌弘（京都大学 理学研究科 サイエンス連携探索センター）

基調講演

「宇宙飛行と漢方薬：宇宙での健康問題への対策」
　髙山　真（東北大学大学院医学系研究科 漢方・統合医療学共同研究講座 特命教授）

(CS-1)　「Oncology×Aging研究から考えられる宇宙環境での漢方薬の応用（人参養栄湯）」
　　　　　平岩　茉奈美（株式会社ツムラ 研究開発本部 ツムラ漢方研究所）

(CS-2)　「微小重力環境における消化管内容物の停滞に対する漢方の可能性（大建中湯）」
　　　　　久保田　訓世（株式会社ツムラ 研究開発本部 ツムラ漢方研究所）

(CS-3)　「微小重力の嘔気と上半身浮腫に挑む：五苓散の運用可能性」
　　　　　勝田　光明（医療法人杏仁会 御所野ひかりクリニック 理事長）

(CS-4)　「宇宙×漢方：ミッション・インポッシブルな健康課題に挑む」
　　　　　加藤　果林（京都大学医学部附属病院 医療安全管理部 病院講師）

● 15：40～17：10（90分）　一般演題1

座　長：田中　邦彦（岐阜医療科学大学大学院 保健医療学研究科）

(OA-1)　「微小重力環境における心停止患者への心肺蘇生に関する包括的総括」
　　　　　柴田　泰佑（鉄蕉会亀田総合病院 救命救急科）

(OA-2)　「微小重力環境における熱傷の診断・治療に関する包括的総括」
　　　　　堀野　雅祥（杏林大学 医学部 救急医学）

(OA-3)　「JAXA フライトサージャン業務支援医師の現状と展望 ~客員医師の立場から~」
　　　　　有屋田　健一（筑波大学 医学医療系）

(OA-4)　「口腔内スキャナーを活用した宇宙環境に適した歯科治療術式（印象採得法）の検討」
　　　　　大黒　英莉（愛知学院大学 歯学部冠橋義歯・口腔インプラント学講座）

(OA-5)　「エルゴメーター運動におけるペダル回転数が左室拡張末期容積および心仕事量に及ぼす影響」
　　　　　髙野 大地（杏林大学大学院 保健学研究科）

(OA-6)　「2時間の6度Head-Down Tilt曝露が脳循環動態に及ぼす影響」
　　　　　櫻井　歩夢（杏林大学大学院 保健学研究科 保健学専攻）

(OA-7)　「非接触モーションキャプチャを用いた加速度誘発性意識消失(G-LOC)の検出」
　　　　　溝端　裕亮（航空自衛隊 航空医学安全研究隊）

(OA-8)　「Getting Sea Legsの検討―第3報」
　　　　　長谷川　達央（明石市立市民病院 耳鼻咽喉科）

(OA-9)　「短距離多頻度運航に従事するエアラインパイロットの疲労についての量的調査」
　　　　　澤本　尚哉（ALPA Japan）

● 17：15～17：50（35分）　ポスター発表・ショートプレゼンテーション（各1分）

司　会： 増澤　諒（松本大学 地域総合研究センター）

ポスター発表（学生）

(PS-1)　「骨芽細胞様細胞株MC3T3-E1の時計遺伝子日内変動への模擬微小重力の影響」
　　　　　野坂　実里（愛知学院大学 短期大学部 歯科衛生学科）

(PS-2)　「模擬微小重力環境下におけるマウスマクロファージ様細胞RAW264.7の細胞数および炎症性サイトカイン発現動態の解析」
　　　　　川瀬　瑞貴（愛知学院大学 短期大学部 歯科衛生学科）

(PS-3)　「模擬微小重力環境下で培養したラット骨髄由来細胞の生物学的応答について」
　　　　　平野　光起（愛知学院大学 歯学部 歯科矯正学講座）

(PS-4)　「マイクロフィジオロジカルシステムを用いた微小重力が平滑筋細胞に与える影響の検討」
　　　　　高嶋　英寿（慶應義塾大学 医学部）

(PS-5)　「複合現実空間での脳構造情報マッピングを用いた医療支援基盤技術の開発」
　　　　　新沼　拓豊（東京大学）

(PS-6)　「ドイツ宇宙機関 DLR へ研究留学」
　　　　　平嶺　和佳菜（東北大学 医学系研究科）

(PS-7)　「月面基地に必要な医療システム」
　　　　　大河原　寧々（SMJYC）

(PS-8)　「宇宙医学と工学の融合:「宇宙医療」における医療技術の重要性」
　　　　　川﨑　隆弘（東京農工大学 工学部 生体医用システム工学科／SMJYC 共同代表）

(PS-9)　「宇宙医学の未来を担う学生コミュニティ「SMJYC」」
　　　　　川﨑　隆弘（東京農工大学工学部生体医用システム工学科）

(PS-10) 「昆虫と自由落下〜自由落下で作る小さな無重力を体験すると, 昆虫に変化はあるのか？〜」
　　　　　岡井　雛子（京都産業大学附属中学校）

ポスター発表（一般）

(PG-1)　「月に行くための燃料費を抑えるには？―シミュレーションスタディ―」
　　　　　武石　宗一（総合犬山中央病院 内科）

(PG-2)　「宇宙船の加速度が宇宙飛行士の身体負荷に与える影響を考慮した加速の検討方法の近似シミュレーション」
　　　　　武石　宗一（総合犬山中央病院 内科）

(PG-3)　「月，火星模擬環境による染色体異常誘導」
　　　　　髙橋　昭久（群馬大学）

(PG-4)　「宇宙環境対策を考慮した次世代型放射線遮蔽素材の開発」
　　　　　船水　博文（未来科学ホールディングス株式会社）

(PG-5)　「減圧障害初期対処教育/訓練の新たな挑戦」
　　　　　髙田　邦夫（防衛医学研究センター 特殊環境衛生研究部門）

(PG-6)　「連日の内耳前庭系電気刺激は模擬微小重力による姿勢調節機能変化を抑制する」
　　　　　田中　邦彦（岐阜医療科学大学 大学院保健医療学研究科）

(PG-7)　「非心原性失神再発リスクの簡易予測スコア開発：救急外来患者の後ろ向きコホート研究」
　　　　　平吹　一訓（杏林大学）

(PG-8)　「夜勤労働者におけるコルチゾール覚醒反応と気分状態の関連」
　　　　　村田　裕康（杏林大学 保健学部 リハビリテーション学科 理学療法学専攻）

(PG-9)　「肉眼解剖学的アプローチによるヒトの頸部静脈弁に関する研究（中間報告）」
　　　　　加藤　智一（日本大学医学部 社会医学系衛生学分野／日本大学大学院医学研究科 宇宙航空環境医学専攻）

(PG-10) 「軌道上等の微小重力環境下での利用を想定した無電源点滴装置の試作と動作評価」
　　　　　瀧澤　玲央（国際医療福祉大学 宇宙医学研究会／牛久愛和総合病院／東京慈恵会医科大学 細胞生理学講座・宇宙医学研究室）

(PG-11)　「宇宙環境における自死予防とガバナンス：民間有人宇宙飛行の規模拡大を見据えて」
　　　　　村上　龍（明治国際医療大学 保健医療学部 救急救命学講座／千葉科学大学大学院 危機管理学研究科）

(PG-12)　「代謝的負荷が鍵を握るマイオカイン分泌：宇宙での運動戦略への示唆」
　　　　　牧　悠之（久留米大学 リハビリテーションセンター／久留米大学 医学部 整形外科）

◆ 11月20日（木）　大会議室

● 13：00～　ポスター展示／企業展示・体験

● 15：00～　研究交流会準備

● 18：00～20：00（120分）　研究交流会　ポスター発表

◆ 11月21日（金）　ピアザホール

● 8：30～　受付開始

● 9：00～9：50（50分）　一般演題2

座　長：近藤　久貴（愛知学院大学短期大学部）

(OB-1)　「長期間宇宙滞在後の骨密度減少を報告した論文のデータ解析」
　　　　　武石　宗一（総合犬山中央病院 内科）

(OB-2)　「免疫システムに対する宇宙環境影響のメカニズム解明」
　　　　　秋山　泰身（理化学研究所 生命医科学研究センター／横浜市立大学 生命医科学研究科）

(OB-3)　「睡眠関連MRI指標による脳老廃物排泄系・間質液動態評価の試み ― 微小重力下評価への応用可能性」
　　　　　田岡　俊昭（名古屋大学 革新的生体可視化技術開発産学協同開発講座／放射線医学教室）

(OB-4)　「南極昭和基地におけるセラピーロボットの有用性」
　　　　　小田　有哉（小山記念病院 救急科／第65次南極地域観測隊 医療隊員）

(OB-5)　「商業宇宙飛行の宇宙医学：特殊宇宙医学から一般宇宙医学へ」
　　　　　徳丸　治（大分大学 福祉健康科学部）

● 9：55～10：55（60分）　学生セッション1

座　長：村谷　匡史（筑波大学 医学医療系）

(SA-1)　「宇宙有人探査に向けた放射線防御クリームの試作と遮蔽効果の評価」
　　　　　折原　準也（国際医療福祉大学 宇宙医学研究会）

(SA-2)　「宇宙医学における超音波検査の有用性とポータブル診断技術の応用」
　　　　　粕本　亜美（国際医療福祉大学 宇宙医学研究会）

(SA-3)　「遠隔診療支援に向けた三次元仮想身体による半自律型心臓超音波検査システムの開発」
　　　　　松本　幸翼（東京大学）

(SA-4)　「中心循環血液量減少に対する呼吸・循環調節および脳循環応答と漸増運動負荷試験による個体差の検討」
　　　　　フィーリー　真利奈（大阪産業大学大学院 人間環境学研究科）

(SA-5)　「宇宙渡航者のCOVID-19感染持込みリスクシミュレーション：データ駆動型隔離・検査プロトコルの定量的評価と最適化」
　　　　　小塚　昌弘（京都大学大学院 総合生存学館）

(SA-6)　「極限環境（宇宙空間・極地・深海）における作業者の健康管理制度の比較調査」
　　　　　山内　梨湖（慶應義塾大学 法学部 法律学科）

● 11：00～12：00（60分）　若手の会シンポジウム1 「宇宙航空医学研究者・医師からの若手に向けたメッセージ」

座　長： 暮地本　宙己（国立研究開発法人 宇宙航空研究開発機構）
　　　　 大本　将之（久留米大学 整形外科 リハビリテーション部）

(YS-1)　「宇宙航空医学研究者：医師からの若手に向けたメッセージ」
　　　　　五味　秀穂（一財 航空医学研究センター）

(YS-2)　「宇宙航空医学分野に関わる医師から若手へ向けたメッセージ～JAXAフライトサージャンから伝えられること～」
　　　　　速水　聰（国立研究開発法人 宇宙航空研究開発機構）

(YS-3)　「 「宇宙が映す」キャリアパスと未来 」
　　　　　村谷　匡史（筑波大学 医学医療系 ゲノム生物学研究室）

● 12：00～13：00（60分）　昼休み

● 13：00～13：50（50分）　学生セッション2

座　長：松本　暁子（東京慈恵会医科大学 宇宙航空医学）

(SB-1)　「宇宙旅行での良質な睡眠と心理的安定に資する寝具に関する考察」
　　　　　竹花　賢人（Jikei Aerospace Medicine Envision Team (JASMET)／東京慈恵会医科大学 医学部医学科3年）

(SB-2)　「無人航空機事故調査に基づく操縦者の医学的・身体的適正について」
　　　　　武内　健人（Jikei Aerospace Medicine Envision Team (JASMET)／東京慈恵会医科大学 医学部医学科3年）

(SB-3)　「宇宙での人工臓器・オルガノイド生成の現状と将来の医療応用への期待と課題」
　　　　　稲山　翔太（Jikei Aerospace Medicine Envision Team (JASMET)／東京慈恵会医科大学 医学部医学科3年）

(SB-4)　「宇宙空間での薬物治療や心肺蘇生は今後どのようにすべきなのか?」
　　　　　和田　治大（Jikei Aerospace Medicine Envision Team (JASMET)／国際医療福祉大学医学部3年）

(SB-5)　「ゼログラビティの世界における道筋」
　　　　　若松　拓弥（岡山理科大学附属中学校）

● 14：00～15：30（90分）　若手の会シンポジウム2 「宇宙×周産期　―　宇宙で“いのち”が生まれるとき」

司　会： 中村　枝利香（慶應義塾大学 医学部 小児科）

登壇者（五十音順）：
大野　琢也（鹿島建設）
清水　強（医療法人登誠会 諏訪マタニティークリニック産科・婦人科・小児科病院）
根津　八紘（医療法人登誠会 諏訪マタニティークリニック産科・婦人科・小児科病院）
清水　雄也（京都大学理学研究科）
杉村　航大（日本大学 医学部 産婦人科学系 産婦人科分野）
本間　由美子（弁護士法人 GVA法律事務所）
山崎　直子（一般社団法人Space Port Japan 代表理事）
若山　照彦（山梨大学 発生工学研究センター）

● 15：40～16：40（60分）　SMJYCセッション 「学生が描く宇宙医学の未来へのロードマップ」

司　会：高嶋　英寿（慶應義塾大学 医学部 医学科）

(SS-1)　「学生が宇宙医学分野に携わるには」
　　　　　服部　真奈（名古屋市立大学 薬学部 生命薬科学科）

(SS-2)　「⽶国の宇宙実験にみる学⽣の創造性―医学版アジアントライゼロGの提案」
　　　　　村川　諒太郎（京都大学 医学部 医学科）

(SS-3)　「宇宙旅⾏保険の構想と社会実装への提⾔」
　　　　　高嶋　英寿（慶應義塾大学 医学部 医学科）

● 16：50～17：30（40分）　JAXAセッション

「宇宙医学の時代：疾患研究への宇宙空間活用に向けて」
　山本　雅之（宇宙航空研究開発機構 宇宙医学研究ディレクター）

● 17：30～18：00　各賞発表・閉会

◆ 11月21日（金）　大会議室

● 9：00～9：50（50分）　一般演題3

座　長：河野　史倫（松本大学 大学院 健康科学研究科）

(OC-1)　「宇宙空間における快眠環境への一考察 ~寝具企業の観点から~」
　　　　　櫻井　光康（西川株式会社 日本睡眠科学研究所）

(OC-2)　「模擬微小重力下における血管 Organ-on-a-chip を利用した血管内皮細胞の遊走および管腔網の形態評価」
　　　　　西方　洸太郎（芝浦工業大学 工学部）

(OC-3)　「体液頭側変位と高二酸化炭素血症の複合曝露が動的脳血流自動調節能に与える影響の男女差」
　　　　　杉村　航大（日本大学大学院 医学研究科 宇宙航空環境医学）

(OC-4)　「軽度過重力負荷(1.5Gz)によって生じる脳血流量変化の男女差－静的脳血流自動調節autoregulation curveにおける考察－」
　　　　　三宅　和恵（日本大学大学院 医学研究科 宇宙航空環境医学）

(OC-5)　「人体・動物の酸素運搬機構に関する一考察、その5」
　　　　　吉田　泰行（威風会栗山中央病院 耳鼻咽喉科・頭頸部外科／民医連 二和ふれあいクリニック）

● 9：50～12：00　ポスター展示・企業展示体験・研究者交流サロン

● 12：00～12：50　ランチイベント

● 12：50～18：00　ポスター展示・企業展示体験・研究者交流サロン

● 18：00～　　　　イブニングイベント

◆ 11月22日（土）　ピアザホール

● 9：30～　受付開始

● 10：00～12：00　市民公開講座　土井隆雄宇宙飛行士

座　長： 斉藤　良佳（仙台厚生病院）

「有人宇宙活動と有人宇宙学　―木造人工衛星の開発―」
　土井　隆雄（龍谷大学 客員教授／京都大学 研究員）

● 13：00～18：00　エクスカーション（大津市内観光）